乗鞍順位別実力差

 今回は2016年乗鞍ヒルクライムの順位で実力差がどのくらいあるのかの考察です。

 早速ですが、以下は乗鞍の順位、タイム、距離、平均勾配から平均ワットを計算したものです。身長・体重(62kg)・バイク(6.8kg)・装備・ポジションは同じとして、集団効果やレース展開は考慮しないものとしました。レースが丁度一時間くらいなのでFTPとほぼ同等です。

 優勝した選手が317watt相当で5位の選手でも314wattなのでかなり僅差での決着だったようです。たった3wattでも勝敗に大きく関わることが分かりました。ここで本結果の近似曲線を取り、1位順位を上げるのに何ワット必要か求めました。約0.65wattで順位が1位向上することが分かります。わずかに抵抗を低減するだけでも順位に関わる事が分かりました。

次に優勝した選手に対して順位別の実力差のグラフになります。

 5位の選手で0.8%の実力差、10位で4.4%、20位で6.9%となり、200位では42%もの実力差となりました。この実力差よりトレーニングで対策すべきか、機材か、ダイエットが良いか、全て取り入れるべきか見えてきます。
 次は、ヒルクライムでは軽量バイクが重要とされるので、軽量化のみで対策した場合、各順位で何kg軽量化したら良いのかまとめたグラフです。

 5位の選手で0.8kg、10位の選手で3.8kg、20位で5.9kgとなり、200位で35.7kgもの軽量化が必要となります。軽量化でどうにかできるのは5位の選手までとなり、なかなか厳しいという事がわかります。考えるべき要素はたくさんありますが、目指すべき指標が数字で分かりましたのでトレーニングの目標に取り入れてみては如何でしょうか。