ワットか軽量化か

パワーメーターの普及によりワットが注目されるようになりましたが、軽量化とワットどういう  関係 があるのか感覚として良く分からないという人が多いというのが現状ではないでしょうか。   SACRA製品でも何ワット改善したので何gの軽量化と同等の効果があると書いていますが、  どういった根拠に基づいているのか、ここでは説明していきたいと思います。
登り走行時の抵抗はおおよそ下の図のイメージになります。 (時速20km/h、300ワット出力時、勾配7%)

 この抵抗全体で300ワットになります。つまり3ワット抵抗を低減すると1%パフォーマンスが
そっくり上がることになります。対して軽量化を1%行った場合を考えます。軽量化により変わる
抵抗は登坂抵抗と転がり抵抗です。この2つは全体の抵抗の86.9%を占め、1%の軽量化を行った
場合0.87%のパフォーマンス改善となります。ちなみに1%の軽量化とはライダーの体重を65kg、
バイク重量を6.8kgとした場合約720gにあたります。実際にはヘルメット・ウェア・シューズ等も
含むためもっと重くなります。
 
 つまり3ワット抵抗を低減すると720gの軽量化以上の効果が期待できることになります。

 そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、理屈上こうなります。軽量化は持って軽いですが、抵抗低減は走って軽いのです。レースで勝つためにはワットの低減、走って軽いのが重要と言えます。平地走行時には登坂抵抗が無くなるので軽量化の効果はほとんどありませんので、なおのこと軽量化よりもワットを低減することが重要と言えます。