ベアリングアジャストプレート

ベアリングアジャストプレートはフォークの代わりに本品を挟み、QRレバーによりハブに生じる
圧縮力を再現し、実車状態でのハブの抵抗を再現、玉当たり調整するためのツールです。 
リムを触ると分かりにくい抵抗もハブ軸だと回転の重さを即座に感じて頂けます。

本商品を使用することで48km/h時に3.2ワット、40km/h時に2.7ワット、30km/h時に2ワットもの効果が得られます。リアディレイラービッグプーリーの約2、3倍の効果が得られます。

これは360gの軽量化とほぼ同等の効果になります。

 

ラインナップ (説明書付き )

ベアリングアジャストプレート ロード&MTB兼用(E-thru用ではありません。)1セット 990円(税込み)

カップアンドコーン式だけでなくカートリッジ式でも玉当たり調整機能のあるハブなら全て効果があります。

【使用例】1.ホイールだけの状態にします。

2.ベアリングアジャストプレートを挿入します。

3.QRレバーを強く締める。

4.QR圧縮力により回転が重くなります。

5.従来通り玉あたり調整、アジャストプレートを用いて回転が軽くなるまで繰り返し調整となります。

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ベアリングアジャストプレート効果検証

以下の方法にて試験を実施致しました。
フォークの代わりにハブとQRの間に本品をはさみ、実車と同様の強さでQRレバーを締めます。これによりハブ軸には実車時と同様の圧縮力がかかります。この時の圧縮力は200~400kgもの大きな力なので軸はかなり縮みます。同時に、ベアリングの玉押しも軸が縮んだ分、移動しますので、ベアリングクリアランスを狭めてきます。これによりハブ抵抗は増大します。
リムを手で回しても回転の変化は分かり難いですが、軸を回すのではっきりと回転抵抗が分かります。

実験はホイール状態でさらにタイヤ空気圧を入れた状態で行いました。
(スポークテンションによりハブシェルの寸法も変わるためです。)
今回はフロントとリア2本ずつ用意しました。いずれも大手メーカーのものを使用致しました。
ハブの玉当たり調整は行わず、メーカー出荷状態のもので実験を行いました。
回転抵抗はQRレバー先端の荷重を測定して回転抵抗としました。
回転抵抗はむらがあるので、ホイールを45度ずつ回転させて平均をとりデータとしました。
無負荷時の計測はQR力ほぼゼロのところでレバーを締めました。

以下が実験結果になります。(単位はgになります。)
まずはフロントホイールの結果になります。回転抵抗が初期から約6.5倍にも増加しました。
手で回してもごりごりしていました。たまたまでしょうか1本だけ抵抗が上がらないものがありました。これは玉当たり調整ができていたのでしょう。

次にリアホイールについて行いました。リアホイールは2本とも回転が重くなりました。
無負荷時に対しておよそ6~8倍も抵抗が増えました。こちらも手で軸を回すと重く、
ごりごりしています。

これらの結果より消費ワットを簡単に計算できます。
消費ワット=
 (QR締め付け抵抗-無負荷抵抗)×重力加速度×レバー長さ×2×円周率×実走時のホイール回転数/60
非常に簡単ではありますが、お手軽にホイール抵抗を低減することができます。

さらに体重の負荷でQR締め付け抵抗がキャンセルされないか回転抵抗からQR締め付け力を逆算します。

回転抵抗(80g)×ベアリング半径/測定長さ/0.0016(アンギュラベアリング転がり係数)=250kgf

となりました。リアホイールでも40kgくらいの荷重なのでQRによる締め付けの方がだいぶ大きいことになります。我々は250kgもベアリングにQRで与圧しながら走っていたんですね。。。